スタッフ紹介

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トライベクトル株式会社 美術館様向け動画「MUSEUM VIDEO」パッケージ担当の遠山と申します。

この度、弊社では、美術館向け動画制作のオリジナルパッケージプランである「MUSEUM VIDEO」の販売を開始いたしました。
この「MUSEUM VIDEO」は、広く美術館の魅力を発信するお手伝いをしたいというコンセプトで、美術館施設の紹介、展覧会の案内、展示解説などを、動画の形で(必要に応じて)英語字幕や英語ナレーション等も加味して、制作するパッケージプランとなっております。

もちろん、弊社のビジネスとしてもこのパッケージをご提供し、美術館の素晴らしさを多くの方に知っていただきたいという思いがございますが、ひとりの翻訳関係者、またひとりのアートファンとしても、このパッケージプランには特別な思いがあります。

私にとって、アートと語学は、幼少・学生時代から現在にいたるまで、生活を組み立てている基礎となっています。

絵を描いていた親に連れられ、幼少の頃から上野の美術館にはよく出かけていました。
たしかあれは幼稚園に上がる前だったと思いますが、旧い都美術館のある公募展の会場で、絵画や彫刻といった展示物に囲まれていると、ピーンと張った電磁波のようなものが縦横に走っているような気がしました。自分の周りに特別な空気が充満しているのです。その中でほかに来場者がたくさんいたはずなのに、なぜか、記憶の中には自分一人しかいません。

その記憶はどこまでも静かなのに、とてもはっきりしたものなのです。今にして思えば、それはきっと作品の醸し出す「目に見えない力」と、それが集まる「美術館という空間の力」を体感していたのだと思います。その後、最初は絵画中心で、どちらかというと西洋および現代美術に向いていた関心も、年を重ねるごとに、陶磁器をはじめとした日本の伝統的な美術工芸にまで広がっていきました。
今でも、美術館を訪れ作品を前にするとき、幼いころのあの体験がいつも自分の中に生き生きと蘇ってくるのを感じます。

同時に、外国や外国語に関心を持ったのも比較的幼いころでした。たまたまエリザベス女王の歴史的な訪日が話題となり、英国に関心を持ったのがきっかけで自然に英語に親しむようになりました。その後、語学を離れた時期もありましたが、縁あって翻訳に携わるようになり、翻訳業界に入って長い年月が立ちました。
近年、アート関連の翻訳案件に携わる機会が増え、美術館の案内パンフレットや展覧会の展示プレート、会場に掲示するあいさつ文や解説文に始まり、作品名や公式カタログに載せる本格的な論文まで、多彩な案件を担当しております。
これらの案件は、難易度も高く、技術的要件も多く、事前の調査も相当程度必要で大変骨が折れるものです。それでも、生涯を芸術に捧げてきたアーティストの人生や作品についての文献には、他のドキュメントにはない「学び」の要素がふんだんに詰まっているのも知っています。
日本の作家に関する論文を翻訳していても、文章のいたるところで、古今の世界の文化と深く結びついている陳述があったりして、思いがけないところで、既に知っていた物事が結びついて地平が急に開けたりするような気持になることもあるのです。

こうして、幼い頃から親しんできたアートと語学が、私の仕事の中で結びつくことになり、大変うれしく思っています。

そして、弊社の動画制作パッケージである「MUSEUM VIDEO」では、幼いころに体感した美術館という特別な空間の力を映像という手段で表現することができ、同時に、その貴重な空間を有する施設を外国語で表現することもでき、生涯の二つの関心を活かすことができる機会が開かれました。

また、日本を訪れる内外の観光客の多くは、国立、公立の大規模な美術館には足を運んでも、中小規模の施設まではなかなか足を延ばすことが少ないのが現状です。収蔵している作品という面からも、独特な建物やインテリアといった場所としての面からも、実に魅力的で個性ある美術館がたくさんあるのに、本当に残念です。私はそうした日本の財産ともいうべき美術館を広く内外に紹介できたらどんなに素晴らしいことだろうと思うのです。

今回の美術館向け動画制作「MUSEUM VIDEO」パッケージによって、美術館の皆様と手を携え、愛してやまない日本のアートを発信するお手伝いができたらこんなに嬉しいことはありません。

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